佐布里池は、愛知用水の工業用水を名古屋南部臨海工業地帯に供給するための調整池です。昭和40年に愛知県によって建設された人造湖であり、水面下には二戸の家屋が沈んでいるそうです。木曽川の水がはるばるこの知多半島中央部まで導かれ佐布里池に注がれます。満水時の面積は62万uで、ナゴヤドームの13倍に相当し、有効貯水量は500万立方メートル、ダムの提長は180メートルあります。岸辺は複雑に入り込み、桜の半島、西の半島などの名が付けられています。池の中央でくびれた辺りに佐布里井大橋がかかっていて、岸を巡る佐布里パークロードの中間にかかる白いこの橋から、左右に広がる景色は美しい。
|