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■壱町田湿地植物群落の概要 |
壱町田湿地は、愛知県知多郡武豊町の北西部に位置し、海抜40mから50mのなだらかな丘陵地帯にあり、周辺は唱和30年代前半の沿岸埋め立て用土取り場として採土され、その地形は急変しました。昭和57年から武豊北部地区89haが農業基盤整備事業として農地開発されるにあたり、湿地を含む11,000uを保護指定し、周囲をフェンスで囲い貴重な植物群が保護されています。一年に1回夏の7月〜9月にかけて土曜日、日曜日の指定された日に一般公開されます。
湿地の自然環境は、クロマツ・ヒサカキを中心とした樹木が周囲を囲み、中央には湿地の命の泉となっている小さな沢があって、低温弱酸性の湧出水流れています。食虫植物が生育する湿地の面積は570uほどで、その中に国内稀産のシロバナナガバノイシモチソウと東海地区特産種ですでに絶滅したといわれていたヒメミミカキグサをはじめモウセンゴケ・トウカイコモウセンゴケ・ミミカキグサ・ホザキノミミカキグサ・ムラサキミミカキグサ等7種類の食虫植物の他、東海地方伊勢湾周辺特産のシラタマホシグサ、寒冷地性のイワショウブ・ヌマガヤ湿地植物のミズギク・サワシロギク・ワレモコウ・リンドウ・ハルリンドウ・ホソバリンドウ・ノギラン・イヌノハナヒゲ・イトイヌノハナヒゲ・アンベライ・イガグサ・オオミズゴケ・ショウジョウバカマ・絶滅のおそれのあるカキラン・ウメバチソウ等が生育しています。
この他壱町田湿地には、昆虫学上日本で最も小さいトンボといわれるハッチョウトンボやヒメタイコウチが生息しており、湿地の特殊植物とともに貴重な存在です。平成11年2月26日に愛知県自然環境保全地域の指定を受けています。 |
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武豊町にある愛知県指定天然記念物「壱町田湿地植物群落」が今年も7月22日一般公開になりました。
子供の夏休みの研究のためかたくさんの子供ずれのお母さんの姿が目立ちました。ボランティアの方々が親切丁寧に説明してくれるのですが、湿地の植物群やハッチョウトンボは小さくて見つけるのが大変です。望遠鏡を必ず持参する必要があります。 |
B湿地全景を写す |
林の中からB湿地を写す |
■シロバナナナガモチソウ(食虫植物)が咲いていました。 |
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シロバナナナガモチソウ(食虫植物)やヒメミミカキクサが咲いていましたが、超望遠レンズを持参しないととても撮影できません。 |
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シロバナナナガモチソウ
(食虫植物) |
ホテイアオイ
(ミズアオイ科) |
ヌマトラノオ
(サクラソウ科) |
最近では珍しい
ガマの穂がありました |
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