| なりゆきで比津羅山 行程: 善知鳥沢林道ゲート(6:47)〜比津羅山三角点(8:16)〜シラン沢林道に降下(8:42)〜シラン沢林道終点(8:54)〜車に帰着(10:06)
今週末は晴れるのが土曜のみ。雪が締まっているであろうから日帰りで日留賀岳経由で残雪歩きを計画した。会津地方が雪の予報なので当然県境尾根は雪であろう。県境ではないが福島県方面から吹く北西風をブロックする男鹿山地も雪が降る可能性が大。しかも強風が吹くとの予報だ。強風もしくは降雪のときは山に入らない主義だが、天気が良くなる可能性にかけて塩原へ。
早朝、氏家から見た男鹿山地は雪雲の下。景色が期待できなくても吹雪の中を大佐飛山に向かう人達がいるのだから恐れ入る。日留賀岳は北西風をもろに受けるのでもっと天気が悪いに違いない。塩原渓谷は強風が通り抜け、車が風を切る音がすごい。これでは最初からヤル気が起きない。
善知鳥沢沿いの林道のゲートに車を置いた。沢奥から雪混じりの強風が吹くので雰囲気悪し。いったんは止めようかと思ったものの、他に行くあてもなく、とりあえず残雪の様子の確認くらいはして帰ろうと思い直して出発。直後にトヨタのHIACEが走ってくるのが見えた。
ゲートには鍵がかかっていなかったらしい。シラン沢林道起点に向けて歩いていると、HIACEが停まって「乗っていきますか?」と声をかけてくれたが、山歩きするかどうか決めかねていたこともあってお断りした。
シラン沢林道の起点に到着。彼らはシラン沢林道から日留賀岳に向かったようだ。この時点で日留賀岳に登る気はなくなっていたので、そのまま善知鳥沢沿いの林道を歩いて白倉山に向かおうとした。ところが雪混じりの強風に煽られて意気消沈してシラン沢林道起点に逆戻り。
さて、どうしたものかと思案していたら、シラン沢林道起点から善知鳥沢沿いの比津羅山の斜面に踏み跡があるのを発見してしまった。ちょうど目的を失っていたこともあって誘われるように踏み跡を追った。かろうじて認識できる程度の踏み跡は次第に高度を上げていく。この辺りの斜面は勾配がきつく、踏み外すと下まで転落しそうだ。そんな場所に部分的に植林されており、山仕事の人が辿った踏み跡であるらしい。2番目の植林で踏み跡が消えてしまった。せっかく登ったのにもったいない。ケチな性格なのでそのまま急斜面を登って比津羅山の山頂を踏んでシラン沢林道終点に下降することにした。比津羅山西側の尾根に興味があったので良い機会だ。背後の若見山(善知鳥沢右岸)の斜面に三島街道跡が見えるので、早いとこ下山して三島街道跡の探索でもして帰ろう。目的が定まったのでヤル気復活。
この山は北側を除いて笹が全くない。昨夜降った雪がうっすら積もっているだけで残雪はない。約300m登って比津羅山三角点の西側の広い尾根上に出た。尾根上に出ると部分的に残雪が見られるが、最大で4、50p程度の厚みしかない。薄くても十分に締まっており、天候さえ良ければ残雪歩きOKのようだ。勾配の緩い尾根を快適に歩いて山頂着。予定外の二度目の訪問だ。山部山名板にだいぶ風格が出てきた。
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| 比津羅山三角点にて 08:16 |
シラン沢林道から見た日留賀岳 09:06 |
地形図に拠ると三角点から南東尾根を下り標高1,100mから東に下ればぴったり林道終点に降下できるはずだ。東に下っていくと突然にしっかりした山道に出会った。山道は高度を下げる気配はなく北に向かう。尾根の南側が伐採・植林されているのでてっきり作業道であると思い、これが地形図の破線であるとは気づかなかった。なぜならば、現在の登山道はシラン沢林道終点を経由しているので、林道終点と交わらない地形図の破線路は間違いであると思っていたからである。山道を横切ってそのまま下りシラン沢林道に降り立ったが、予定していた場所と全然違う。ミスはなかったはずなのに何で?前回(2005年秋)も同じことをして失敗した経験がある。腹立たしいのでシラン沢林道終点まで歩いてみた。降下地点からシラン沢林道終点まで10分以上要した。実際の林道終点が1,036m地点であり地図に描かれていないことは知っていたはずなのに忘れていたのであった。まあ、地図読みに失敗がなかったことを確認できてスッキリして折り返し。現在地は風裏でポカポカ陽気であるが、日留賀岳は吹雪いて寒そう。行かなくて良かった。
送電線鉄塔の手前で法面に木で補強した古い階段跡があることに気づいた。上がってみると山道があり、南側はシラン沢林道に削られて残っている部分も廃道化している。北側は今も辿れそう。これは下山時に横切った破線路の続きであり、正規の日留賀岳登山道であるらしい。地形図の破線路の位置は正しかったのだ。
林道を歩いてフキノトウを幾つか採取しながら下山。春のシラン沢林道は落石のため途中までしか走行できず、今朝会ったHIACEが中間地点に置かれていた。日当たりの良い場所でも風花が舞い、遠くから山鳴りが聞こえてくる。尾根を回り込んだ途端に善知鳥沢奥から吹き付ける強風で帽子を飛ばされた。善知鳥沢林道終点から三島街道に上がって南下してくると危険箇所で行き詰る可能性があるので、南側から探ることにして、移動のためにまっすぐ車に戻った。
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