時代の変遷とともに人々の山との関り方も変化していきます。近年、林業振興・観光開発・砂防堰堤建設等を目的として幾つもの道路が建設され、舗装化されることにより気軽にマイカーで奥深い所まで一気に入り込むことができるようになりました。昔から用いられてきた山麓からの登山道はその役目を終え、次第に笹や樹木に覆われその姿を消しつつあります。途中に神様が祀られているような場所はまだ細々と維持されていますが、狩猟・キノコ採りに使用される程度の道が姿を消すのは時間の問題でしょう。
自分でもよく説明できませんが、子供の頃から、かつて人々が活動した痕跡が消え行く様に何かとても惹きつけられるものを感じます。栃木県に移って余暇に山歩きをするようになってこの様な道に多数出会い、記録に残してあげたいと思うようになりました。個人的な思い入れ以外に意味はありませんが、興味のある方は覗いてみてください。
| ここでご紹介する登山道はほとんど人が訪れることもなく、まして近くに人家は一切ありません。事故が起きないという保証はありませんので、出かけるのであれば家族に行き先を告げるのは当然のこと、できれば同行者を伴っての入山をお奨めします。 冬、狩猟が解禁(11月15日から翌年2月15日迄、平成15年は3月15日まで)になると鹿狩りのハンターが多数入山し、高原山中のいたるところで猟銃の発砲音が響き渡ります。冬は山中の見通しが良いので歩きやすいのですが、誤射される危険が高いので避けたほうが良いでしょう。登山道を歩いていても誤射されるのではないかと気が気ではありません。特に私のように道無きところを歩けばその危険は高まります。高原山では鹿のみを鳥獣保護の対象から外している場所があります。鳥獣保護区の標識があっても決して安全ではありません! |
| ルート | 名前 | 起点 | 到達点 | 最新探索時期 | 消滅度 |
| @ | 不明(尚仁沢東側尾根伝いルート) | 尚仁沢林道、標高800m付近 | ミツモチ山から大間々方面に遊歩道(青空コース)を400m進んだ地点 | 2002.10.28 | 識別不可 |
| A | 尚仁沢登山道 | 林道黒沢-尚仁沢線、標高800m付近 | 釈迦ヶ岳山頂(標高1,794.9m) | 2006.10.28 | 識別可 |
| B | 八方ヶ原‐山縣農場ハイキングコース | 上伊佐野地区、木ノ芽沢林道入り口 | 下塩原矢板線(県道56号)標高1,000m付近 | 2007.06.23 | 部分的に識別可 |
| C | 嶽山箒根神社参拝道 | 金沢ランド奥(標高500m) | 嶽山箒根神社(標高940m) | 2003.10.05 | 識別可 |
| D | 不明(天沼川東側尾根伝いルート) | 第二農場手前(標高400m) | 金精林道(標高980m) | 2003.04.06 | 部分的に識別不可 |
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