2012年3月9日 金曜日 午後3:00頃
笠岡市四番町 笠岡市図書館
いつものように図書館で週刊誌をパラパラしていると!
えいちゃんが住んで
今までで一番好きだった薄磯海岸が載っていた。
福島県いわき市には結婚後2年半住んでいた。
生まれたばかりの長女は
薄磯海岸の砂浜で海鳥を追ったり、追われたりして砂浜を裸足で走っていた。
海鳥、砂浜、水平線、そして塩屋崎灯台。
その海は今・・・・↓。
いわき市は東北地方ではあるが地理的には関東地方と境になる。
ここまでとは、正直思っていなかった。
これは、いわき市久之浜。
普段は漁港建築の仕事で訪れ、
休日は港の漁協で魚を買いに来ていた。・・・あの久之浜が全滅している。
その週刊誌・週刊新潮。
えいちゃんは昨年末、
生まれて初めて「クリスマスカード」を受け取った。
それはいわき市の友人で例年は年賀状だった。
その友は「幸い、母の遺骨は無事でした」と書かれていたが
遺骨以外はすべて波に引き戻された事が・・・やっと今・・・わかった。
震災から半年後・・・建物が無い町の状態での・・・久之浜の笑顔。
人の笑顔は美しいが、
それが被災地の東北であり、また久之浜の笑顔であれば更にうつくしく感じる。
久之浜の笑顔はこの↓「アサヒカメラ」に載っている。
紅梅。
竹喬美術館の梅。
いわき市の人たちにも届けたいような梅の花。
あの震災から丸1年、
えいちゃんはどのように果たせばいいのか、自分の役割をずっと考えながら、何もせずにきた。
あさっての午後二時過ぎが、去年のあの時だ。
2012年3月9日