2012年3月3日 土曜日 10:12〜12:14
福山市坪生町 「坪生たずね歩き」
「坪生たずね歩き」という小さな郷土本がある。
この本を東部図書館で借りた。
そして地図の部分をコピーして「たずね歩き」をする。
地図は3枚用意した。
この本にある詳細図、略図、それにヤフー地図。
結論を先に書けば、坪生の「たずね歩き」は非常に難しい。
(JA坪生支所にある名所旧跡図)
上の写真のように、多くの名所旧跡があるのだが
この坪生の最大の特色は
@はんぶん市街地化Aしかもミニ団地の占める比率が高いB町の地形を山陽道が分断している。
えいちゃんが過去に散策した遠方の町や田舎、そのどの場所よりも・・・すぐお隣の・・・「坪生たずね歩き」は難しかった。
福山市農協坪生支所に車を止めて出発する。
最初は「神森神社」に行く。
神社前には「地神」。
ぴかぴかの地神さまだ。こんな新しいのも珍しい。
「神森(かんもり)神社」。
注連縄が長くて鳥居の上に乗せている。
神社の石段を登ると、社の隣はひろびろとした運動場(のように)ひろがっていた。
碑が見えるが、
ここは「坪生小学校旧校舎」だったところ。
笠岡市でいえば冨岡小学校と同じで、境内に学校があった。
これが神森神社の本殿。
室町時代の様式だそうだ。
本殿の近くには「慰霊碑」。
日清戦争以後の郷土戦死者を慰霊している。
その慰霊碑の上方に
「イボ神さん (竜王さん)」がある。
「雨乞い」と「イボ病」の両方におかげがある珍しい神様だ。
神森神社の参道。
ここに「三葉の松」がある。
高野山にある「三股の松」と同種類の松。隣の池は「馬場池」という。
「石州往来」に出る。
いわゆる”銀の道”、笠岡港につづく道。
ここが「峠の番所跡」。
この写真の道は、神辺や駅家の人が県道井原福山港線に出るための朝夕は通勤ラッシュの道。
ここに番所はあったが、石州往来はこの道を横切るだけ。
番所近くの民家の紅梅。
石州往来沿いに「艮さん」。
艮さんからは仁井山城跡を目指す。
ところが「馬場池」が工事中。通行は車も人もダメ。
仁井山城は「坪生」と「稲木」と「陶山」の境界地域に聳える山。
今でいえば福山市・井原市・笠岡市の境界線上付近の山。
城跡の他に山頂には石鎚さんも祀られ、今日は楽しみにしていたのだが
このはっとーばりのおかげで諦めた。
2012年3月5日